M&A

【なぜ個人M&Aが増えている?】
個人M&Aをする
デメリットも解説します

Yoshihide Saito, Tokyo

19 May. 2021

はじめに

こんにちは、ヒデヨシです!
記事をご覧いただき、ありがとうございます。

個人M&Aとは、通常のM&Aに比べ少額で個人が事業を買収して起業する方法であり、近年個人M&Aを活用しているケースが増えている傾向にあります。

個人M&Aが増えているのには様々な理由がありますが、メリットだけでなくデメリットもあるので十分に注意しなければなりません。

満足できる個人M&Aを行うためにも、どんなデメリットがあるのか知る必要性があります。

それでは、なぜ個人M&Aが増えているのか、個人M&Aをするデメリットと合わせてご説明しましょう。

また、弊社にてプラットフォームのほか、M&A仲介・アドバイザー資金調達、事業計画策定新規事業の支援をしています。

また、経営者・起業準備中の方に向けた月額11,000円の創業当初でも活用しやすい顧問サービスも始めました。(自分も創業時に欲しかった。。。)

なぜ個人M&Aが増えている?

個人M&Aが行われるケースが増えている背景にある理由は様々です。

経営者の高齢化に伴う事業承継のニーズが増えていたり、M&Aマッチングサイトを利用する人が増えていたりと、個人M&Aが盛んに行われ始めているだけの理由があります。

それでは、なぜ個人M&Aが増えているのかご説明しましょう。

○ 経営者の高齢化に伴う事業承継のニーズが増えている

まず第一に、中小企業の経営者の高齢化に伴う事業承継のニーズが増えていることが挙げられます。

経営者の高齢化問題は社会的な問題になっているほど深刻化しており、中小企業庁によると、2025年までに70歳以上となる経営者は245万人、その内127万人が後継者未定、約半数が黒字であり、放っておくと黒字廃業となってしまいますが、今後10年間のM&A、事業承継ニーズは60万者にも上ると言われています。(参考

昨今では、引き継がないしかし、都合よく親族間で事業を承継したい、もしくは承継できる親族がいないケースもあるため、このままでは事業自体が無くなってしまう可能性があるでしょう。

コチラの動画のセミナーでもお話していますが、親族への後継がうまく行かないケースも多くあり、第三者承継の形である「個人M&A」については、今後もさらに増加していくでしょう。

M&Aプラットフォームを利用する人が増えている

個人M&Aが増えている背景として、M&Aプラットフォームの登場も大きく寄与していると考えられます。

M&Aプラットフォームは、様々な売り手や買い手が登録しており、インターネット上で売り手と買い手が繋がる重要な場所でもあります。

大手M&A企業が取り扱う、従来のM&Aは非常に手間もかかるもので、故に手数料が数千万円と高いために一定の規模がある企業でしかM&Aを取り扱うことが難しかったという背景があります。

一方で、プラットフォームでは手数料も比較的安く利用できるため、小規模の案件でもM&Aを行うことができるようになりました。

個人M&Aのデメリット

個人M&Aが増えているとはいえ、メリットだけでなくどんなデメリットがあるかを知っておく必要性があります。

比較的少額で事業が買収できるとはいえ、引き継いだ従業員との折り合いが悪くなったり、引き継ぐはずの取引先から契約を断られてしまったりすることもあるなど、良いことばかりではありません。

それでは、個人M&Aのデメリットについてご説明しましょう。

○ 従業員が認めてくれない

個人M&Aによって事業を買収する際に従業員を引き継ぐことができたとしても、従業員全員が素直に従ってくれるわけではありません。

従業員の雇用は継続されるとはいえ、新しい企業の方針が肌に合わなかったり、オーナーそのものに対する反発があったりと従業員が認めてくれない可能性は十分にあります。

経営者として、どうすれば従業員に認めてもらえるのか試行錯誤する必要性があるでしょう。

また、この時に乗じて給与をはじめとする前の経営体制の膿が出てくる可能性も大いにあります。

これらをまとめ、相乗効果を狙っていく為のプロセスをPMIとも言いますが、個人の場合は特にサポートが必要な場合も多くあります。(PMIコンサルティング

PMIについては、コチラの記事をご覧ください。

○ 想定していた経営ができない

事業を買収した時に起こりやすいのが、事前に想定していたはずの経営通りに上手く経営できないことです。

事前に想定していた経営では誰しも上手くいくかもしれません。

しかし、実際はいきなり従業員、取引先、顧客等を抱えた状態で経営しなければならないため、想定していた状況と全く違ってくる可能性があります。

思い通りにいかないのが経営なので、経営が上手くいかない時の対策なども十分に考えておく必要性があるでしょう。

○ 強みや経験が活かせない可能性がある

個人M&Aで事業を買収すれば自分の強みや経験が活かせると思いきや、思っていた以上に空回りして強みや経験が活かせないケースも数多くあります。

経営の空回りはそのまま従業員からの不安や不信感に変わりますし、結果が出せなければ取引先も顧客も納得してくれないでしょう。

特に経営規模の違いによって強みや経験が活かされないこともあります。

今まで大企業で働いて上手くやっていけていたので、中小企業でも上手くやっていけるだろうと思いきや、規模が違い過ぎるせいで強みや経験が全く活かされないこともあるので慢心が命取りになります。

自分の強みや経験に過信せず、どのようにすれば上手く経営できるのかきちんとシミュレーションすることが大切です。

まとめ

近年になって個人M&Aが行われるケースが増えているのは、経営者の高齢化やM&Aプラットフォームの利用が増えていることなどが挙げられます。

効率良くM&Aができる手段があるなら、起業する際に事業を買収してからの方がすぐに事業が始められるでしょう。

しかし、個人M&Aを行っても必ずしも上手くいくとは限りません。

従業員が認めてくれなかったり、想定通りの経営ができなかったりと様々な課題があるので十分な注意が必要です。

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