
サービス開発ストーリー Part. 2
Bish事業
Part.2
Yoshihide Saito, Tokyo
3 Mar 2021
こんな人向け:
・ 起業や新規事業を考えている
・ 小規模ビジネス売買/M&Aに興味がある など
はじめに
こんにちは、ヒデヨシです!
当社では、小規模ビジネス売買のマッチングプラットフォームを今まさに構築しております!
開発も大詰めとなっておりまして、早くリリースしたいという思いもありますが、お使いいただくサービスに不具合が無いように慎重に進めております。
サービスを少しでも知って欲しいというのもありますが、当社のミッション「一人一人のやりたい、なりたいを実現する」ということから、サービス開発ストーリーという形で一連の記事を読んでいただければ、大まかに「起業」や「新規事業」の立ち上げプロセスがわかるものにしたいと思っています。
これが起業のキッカケになったり、新規事業など何かしら少しでもお役に立てることを願い書いていきたいと思います。
今回のお話
前回までで、サービスを作ろうとなるキッカケとコンセプトを考えていくところまでを書きました。
キッカケとしては、「現状のマーケットの話」と「これからの事業の捉え方」を考えたときにニーズがあるだろうと考えていること、また、業界既存の手法以外の「提供価値」と合致した方法でサービスを提供しようと思い立ったことでした。
ヒヤリングから見えた課題としては、小規模案件の買収を狙う個人としてはプラットフォームの利用料が高すぎることや、実際に売却を行ったオーナー様からのお話から、売却に繋がらない情報収集のみのコミュニケーションが頻発しているというようなことでした。
これらのコンセプトを実際に企画案として落とし込んでいくところについて今回書いていきます。
企画書の作成で大事なコト
サラリーマン時代は企画マンだったということで、これまで色んな人に教えてもらったおかげで資料作りあは小慣れてましたが、テクニックより何より大事なのは中身だということは改めて強調させてください。
そして中身を作る上で大事なのは「目的」です。
いつの間にかブレるというのは往々にしてあるので、「誰に向けて、何のために」資料を作るのかということは、ちゃんと書き出して自分自身で確認しつつ作るのがオススメです!
今回のケースでは、まず最初の目的を「企画として資料にしっかりと落とし込むことで自分自身で矛盾点や解像度の低いところを炙り出しながらブラッシュアップする。」ところに置いています。
当初一人起業だったこともあり、壁打ちも中々できなかった為、自分にとってはかなり重要なプロセスとなりました。
この目的を果たすためにやることは、「Why(なぜ)?」と「How(どうやって)?」を深掘りしていくことがメインとなってきますので、イメージとしては、書きながらサッカーの本田さんのように、「リトルヒデヨシ(客観目線)」と突っつき合いながら一連の深掘りを記録として残していくのに近いと思います。
実際の企画書についてですが、大まかに今回は以下のような内容で作成しました。
企画書の内容
概要:誰のための何か?何故使われるか?
→ 個人・中小企業などに向けた小規模ビジネスに特化したプラットフォーム。小規模に特化した業界初(2021/2 当社調べ)の課金体型、仕組みでやるので既存のサービスとは異なる形でサービスが提供できる。(このニーズがある層は現状他のサービスが無い。)
強みと課題:他のサービスと何が違うか?クリアすべき課題は何か?
→ 概要の通りだが、マーケットが確立されていない部分もある。(案件の発掘が課題 [別途、無いなら創れと別事業を展開しています。])
ビジネスモデル:ユーザーは何をするか?ビジネスとしてどうやってマネタイズするか?
→ ビジネス売買のマッチングをする為に活用するので、マッチングに係る部分で対価をいただく。(今回、様々な理由から最適な形がポイント購入式という結論に達した。)
SWOT/TOWS分析:事業の現在地は?状況に応じてどんなことができるか?
→ ここでは省略
他にも、以下のような内容を考え企画書に落とし込んでいきました。
ユーザーペルソナ:どんな人が使うか?
→ 想像しやすい周りの人など、できるだけ具体的にできるとイメージが湧きやすくていいです!僕は実際に売買した人が周りにいたので、ヒヤリング内容を元にそれでイメージしました。
カスタマージャーニー:どうやってサービスが利用されていくか?どんなサービス(機能)が必要か?
→ ペルソナで設定した人物になりきって、どうやって認知して、活用するのか一連の流れ、その時の心情やどのチャネル(どうやって)アプローチできるかなど考えていきました。
つづく
一方で、書くことで考えを整理して行動しやすくするということは必要ですし、これから誰かに伝えなくてはいけないので、そのためにまとめておくことは重要ではないでしょうか。
さて、次回からは企画まで大枠okである程度考えがまとまったので、実際にどんなものを作っていくのか、システム開発を外注する場合にどんなことをするのか。
当たり前ですが、丸投げはダメ絶対です。また、次回書くところまでやると開発会社と金額的な交渉がかなりできるはずです。是非ご覧ください!
それでは、今日も「なりたい、やりたい」を実現していきましょう!
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