目次
はじめに
こんにちは、ヒデヨシです!
記事をご覧いただき、ありがとうございます。
M&Aには様々なメリットがあるので自分もやってみようと思ったのも束の間、結果的に失敗するケースは数多くあります。
M&Aは自分の企業や事業を売買するものである以上、失敗しないように注意しなければなりません。
そこでM&Aを検討している人が知っておきたいのは、M&Aの失敗例です。それでは、M&Aの失敗例について解説しましょう。
また、弊社にて、M&Aの支援をしている他、マンツーマンでの起業・独立コーチングを開始しましたので、もしご興味あればコチラよりご覧ください。
M&Aの失敗例を一挙ご紹介!
これまでM&Aに挑戦した結果、失敗した事例は数多くあります。
重要なM&Aこそ成功させなければならないのに、失敗してしまったら元も子もありません。
M&Aを成功させるためにも、失敗例をチェックして同じ轍を踏まないようにすることが大切です。
それでは、M&Aの失敗例についてご紹介しましょう。
M&Aアドバイザー選びに失敗した
M&Aの失敗例で多いのは、M&Aアドバイザー選びに失敗したケースです。
M&Aアドバイザーには様々な種類がある他、自社に合うM&Aアドバイザーを選ぶことで成功に繋がります。
しかし、M&Aアドバイザー選びに失敗してしまうと、自社とマッチしないM&Aアドバイザーに依頼することになってしまうので成功しにくくなるのが問題です。
自社にマッチしないM&Aアドバイザーを選んでしまうと、対応していない士業がある場合は別の士業と連携しなければならないので時間も手間もコストもかかってしまいます。
また、アドバイザーはただ現状が見れるだけでは不十分で、買収することによってこれからの事業がどうなるかの見通しを一緒に考えられる人がベストでしょう。
選定するM&Aアドバイザーの実績や経験などをしっかりチェックしましょう。
M&Aを検討していることが外部に漏れた
当然ながらM&Aの売買を行う情報は社外に漏らしてはいけない機密情報というケースがほとんどです。
にもかかわらず何らかの原因によって外部にM&Aを行うことが漏洩してしまった場合、信用を失って様々な失敗に繋がってしまう可能性があります。
M&Aを検討しているということは、「今の企業に何か問題があるのではないか」「自分たち従業員はいつまで働けるか分からない」「もしかしたら経営が傾いているのではないか」などと内外からあらぬ噂を立てられてしまうかもしれません。
こうしたマイナスイメージに繋がってしまう恐れがあるので、M&Aに関する情報はほんの一部の関係者だけで共有するようにしましょう。
もちろん相手企業やM&Aアドバイザーにも機密情報を漏洩しないように秘密保持契約は必ず締結しましょう。
情報開示が不十分だった
M&Aを成功させるためには、良いことだけでなく悪いことも含めて包み隠さず情報を開示する必要性があります。
しかし、悪い情報を開示して評価を下げたくないからといって情報を開示しないでいると、後から悪い評価に繋がる問題があることが発覚してしまい、かえって評価が下がってしまいます。
確かに不都合な情報を隠したくなるのは仕方がないかもしれませんが、そういった情報はいずれ必ずバレてしまうものです。
悪い情報も含めて情報を開示してこそ正しく評価されるので、虚偽の報告などをせずに全ての情報を開示しましょう。
買収が完了して満足してしまう
買収の完了は、M&Aの終わりではありません。
M&Aを行うというのは、確実に目的があります。
買収した事業などをどのようにしていくのか、エリアをどのように拡大させていくのか、どんな新商品を増やしていくのかなど、様々な目的を達成させるためにはM&Aの成立をゴールとするのは止めた方が良いでしょう。
真にM&Aを成立させるためには、成立させた後の統合作業を完了させる必要性があります。
売り手企業と買い手企業が1つになってこの統合作業を行ってこそ、事業を成功させることができます。
M&A以外の業務が疎かになって業績が悪化する
最もやってはいけないのが、M&Aに集中しすぎて他の業務を疎かにしてしまうことです。
M&Aを行う過程で自社に経営が悪化することは珍しくありませんが、中には経営者がきちんと対応していれば業績が悪化せずに済んだケースもあります。
M&Aを行っている間も買い手企業はこちらの動向をチェックしているため、もしも交渉中にやむを得ない事情がない中で業績が悪化してしまうと、買い手企業が稼ぐ能力がない企業だと判断されてしまう可能性があるでしょう。
そうなれば元々予定していた売却金額が下がる可能性が高いため、業績を悪化させないためにもM&Aアドバイザーに依頼するなどの対策を行うことが大切です。
まとめ
M&Aには様々なメリットがあるとはいえ、成功させるためにはしっかりとした対策が必要です。
特にM&Aには様々な失敗例があるので、同じ轍を踏まないようにしましょう。
M&Aを成立させてからもやるべきことがあるため、M&Aを成立させて満足しないことも失敗しないポイントです。
成功例と合わせて、どんな失敗例があるのか事前に確認してからM&Aに臨みましょう。