はじめに
こんにちは、ヒデヨシです!
記事をご覧いただき、ありがとうございます。
この記事は、M&A・事業譲渡に興味のある方やこれらを検討している人などへ、事業や企業を評価する上で重要となる、経営や事業の分析に関する記事になります。
もちろん、経営の改善や新規事業などにもお役立ていただけます。
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必要に応じて確認し、お役立ていただければ幸いです。
経営・事業の理解・分析で必要なこと
M&Aや事業譲渡において、買い手としての検討を行う他、経営課題の改善などでも経営や事業の理解や分析を行うことが必要となります。
結論から書きますが、「事業の利益をドライブする1番の要因は何か?」というのを考えるのが理解・分析で重要なことです。
細かい手法や施策も全く不要な訳ではないですが、それがどのくらいのインパクトを与えるかを考え、優先度については整理する必要があります。
業界水準は役に立たない
理解や分析を進める上で、同業と比較しその水準と比べてどうかによって該当企業(事業)の評価を行うケースを聞きますが、本当にそれで良いのでしょうか?
おそらく、企業のフェーズやタイミングによっても状況は違いますし、同業でも事業の進め方(利益をドライブする1番の要因)が異なるかもしれません。
そのような場合に、業界水準ということは全く役に立たなくなります。
極端な例ですが、飲食店でも食材にこだわり抜いてレアな食事しか出さない代わりに単価が高い店と、薄利多売で回転率を上げることや規模拡大させることで利益を積んでいく店で原価率や販管費率などを比べてみたところで仕方ありません。
または、投資フェーズの事業で販管費が掛かっているのを、安定フェーズの事業と比べることは意味がありません。
そのため、個社毎の事業・事情がある中で、それがどうやって回っているのか、どうやって成長していくのか、ケースバイケースで見ていく必要があります。
根本的な問題は何か?
前述の通り、個社毎のケースで経営や事業の理解・分析を進めていきますが、一番重要なポイントは、「事業の利益をドライブする1番の要因は何か?」ということです。
また上記のポイントを基点に、事業がいかにして回っているかということを把握することで、経営・事業に対するリスクも把握することができます。
先ほどの例で言えば、普段活用するレアな食材が調達困難となった場合、代替品は見つかるのか?ということもリスクを考える上では、重要な要素になってくるでしょう。
事業にとっての一番大事な要素とその要素を基点とした仕組みを把握することで、事業存続または成長の為のリスクを洗い出し、対策を考えることや対策が打てそうにもないのであれば、買収をしないという結論に達することも考えられます。
それぞれのケースで、根本的な問題とそこを基点とした仕組みを見出し、これらを元にリスクを洗い出したり、将来性を見極めていくことが重要です。
さいごに
読んでいただき、ありがとうございました!
M&Aによる買収時の分析だけでなく、自社の状況を正しく把握し、経営課題に対する施策を考えることにも、これらの根本的な考え方は役に立つのではないでしょうか。
また、弊社では人財育成コースの他、ビジネス売買プラットフォーム「Bish」の運営のやM&AやPMIのサポートも行っておりますので、もしご興味あればお問い合わせからお願いします。
それでは今日も「やりたい、なりたい」を実現していきましょう!
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